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第6回 ザ!フリマ

フリマ風景フリマ風景

 今日は、第6回目の「ザ!フリマ」の開催日だった。
 これは、2年前から私が企画して、年に2回ずつ開いている「フリーマーケット」だ。毎年、4月と10月に、とある施設(カルチャーセンターのような場所の普段はフェンシングを教えている屋内)を借りて行っている。もう6回目とあって、宣伝の効果や、前回までの成果が現れだしている。
毎回60組から70組ほど参加するが、出店者の大半は、フランス在住の日本人だ。お客さんは、日本人はもとより、私の店のお客さんたち、近所のフランス人、アラブ人、韓国人、ベトナム人、ユダヤ人、アフリカ人、何でもござれで、10時半のオープンと同時に、400㎡の会場は熱気に包まれる。普通の路上で行われる「のみの市」と違って、この「フリマ」は、物の質がよく、新しく、値段がリーゾナブルなので、一度この「フリマ」で良い物を見つけたお客さんはみな、「もう、私は他ののみの市では買いません!ここにまた来て日本人から買います!」と宣言する。私も、そう思う。
  なぜなら、普通のフランス人(ここでは、プロフェッショナルではない、の意)の出す物はといえば、使い終わった香水のビンだとか、半分錆びた缶だとか、時代遅れの食器だとか、使えるのかどうか分からないほど型遅れの電化製品だとか、いわゆるガラクタチックな物が多いのだ。でも、一方で、そのごみの山(失礼!)の中に、掘出し物が隠れている喜びもあるのだけれど。でも、日本の人たちは、どうも、「こんな物を出したら笑われる」とか、「恥ずかしい」という気持ちのほうが先に立つのか、あまりとんでもない物は見当たらない。それ以外は、日本語の古本とか、録画したカセットビデオとか、ここ(海外の日本人社会)だからこそ流通するものも多い。
  また、この「フリマ」では、食品も見逃せない。パリ市内に店を構えるおすし屋さんのテイクアウト(フリマ向けメニュー)だとか、ママさんのお弁当や手作りのおかずやお菓子も出る。今回は、郊外で農園を営んでいる方も出店して、美味しい取れたての野菜や自家製のお味噌などを出して下さった。うちの主人も、前回からたこ焼き屋台を出して結構評判がよく、人から、「職業変えたほうがいいよ」などと言われている。
たこやき屋は大繁盛!掘出し物は‥‥?
 開店から、めまぐるしいほどの人の出入りがあり、やっと一息ついて、時計を見たらもう午後1時半になっていた。いったい何人の人が入ってきたのか見当もつかない。
他のブースは売れているのだろうか?それまで周りを見渡す余裕もなかった。
 お昼には人の波が一時引き、午後、またもうひと波くる。途中、参加者の人たちから、三々五々、食べ物のおすそ分けがやってきて、それで何となくお昼がすんでしまう。
  今日は一日、2人の息子達は大はしゃぎだ。長男は、パパのたこ焼きを手伝って、鉄板に張り付いているし、次男はそこら中をちょろちょろ動いて、誰彼かまわず一緒に遊んでいる。(2人とも全く人見知りしない。)
 私達おとなも、パリに居ても普段なかなか会えない人たちにまとめて会える機会でもあり、気分が高揚する日だ。あちらこちらで知り合いから声がかかる。新しく誰かと知り合いになれる。人の輪がいつのまにか大きくなっている。
 フリマが終わると、どーッと疲れが出るけれど、体の疲れとは逆に心が軽くなっているのに気付くのだ。だからまた「次」に向けて走り出してしまうのだろう。打ち上げの生ビールを飲みながらそう思った。今後のひそかな夢として、もっと規模の大きな日本の祭りのようなものにしていけたらいいなと思う。そして日本人と、他の国の人々とのもっと密接な交流の場になれば面白いかも♪ネ。

フランスのキッチン

「フランス料理」というととかく堅苦しく考えがちだが、大きく分けて「前菜」「メインディッシュ」の2皿と、チーズとワインとパンでもあれば何となく格好がついてしまう点は、むしろ合理的かもしれない、とよく思う。誰かをもてなす時でも、前菜が面倒なら、グリーンサラダで十分だし、お惣菜やさんで買ってくるという奥の手もある。デザートだって買ってきたアイスクリームで十分とすると、用意するのはメインの1皿で済んでしまう。(それに引きかえ、「和食でおもてなし」となると、「何か1皿だけ」というわけにはいかず、こまごまとした料理が何品かないと格好がつかない気がする。)
 ある日曜日、パリ東駅から郊外列車で約45分の町に住んでいる、友人のお母さんの家へ昼食に呼ばれた。前もって何が食べたいかを聞かれたが、私はホームページに載せたい事も伝えた上で、「普段のままのフランスの家庭料理を」と答えた。
東駅から郊外列車に乗ってきれいなキッチンでお料理開始!
 お母さんは、前菜用にお惣菜やさんでフォアグラ入りパテを、行きつけの肉屋さんで、とびきり美味しい牛のフィレ肉を用意しておいてくれた。
 食事が始まる前に、みんなでキッチンに入って下準備。肉は少なくとも約30分前には、冷蔵庫から出して室温にしておく。ジャガイモをむいて、ゆで始める。(ところで、ジャガイモは、空中でむき、小さく切って鍋に入れていくというキャンプのような調理法。使用しているのは、これまた小さなナイフのみ。あ、この家、ひょっとしてまな板がない?)フランスのキッチンでは、よくこの問題に行き当たる。良く切れる包丁のない家のなんと多いことか。まな板も、あっても申し訳程度の薄くて小さなもの。お料理の好きなマダムにごちそうを作ってもらっても、「あんな小刀みたいなナイフでよくこれを作ったね☆」と別なところで感嘆したりして。
 その代わり、システムキッチンの家具の美しく、機能的なこと!
 台所家具は鮮やかなブルー小型液晶TV付き
 キッチンの小さな機械の多様さ。「別に自分はみじん切りが出来なくても、機械が切ってくれるからいいでしょ?」(ハイ、確かに、おっしゃる通り)また、そのキッチンの清潔なことには驚かされる。調理台はピカピカに輝いていて、本当に毎日使っているの?というようなお宅が多い。使用していない時にはお花の鉢を調理台のカバーの上に飾っているようなところもある。
小物はステンレスで統一普段着用テーブルセッティング
 さて話は戻るが、今日のメインディッシュは、フィレステーキのブラックペッパーソースがけと、お手製のマッシュポテトだ。これは、「美味しい肉を手に入れるのが一番難しい」とお母さん。確かに、日本に比べて安いとはいっても、スーパーの肉とよい肉屋の肉とでは全く値段が違う。本当は、今日「tournedos」という牛のフィレ肉を円筒形に巻き糸で縛ったものを探したのだが、肉屋に置いてなかったのだそうだ。
 ジャガイモを火にかけたままで、みんなで食卓へ。ブルゴーニュのワインを抜いて、前菜のパテをいただく。ちぎったパンにパテを塗って、ワインとともに租借する。濃厚なフォワグラの味が口いっぱいに広がる。こんなお惣菜やさんの味は、自宅ではとても真似できない。しばし論評が飛びかう。美味しいものは人を饒舌にする。そうでなくてもフランス人は会話が上手だ。あっちこっちへと話は飛びながら、至福のひとときを作り上げていく。会話もご馳走のひとつ。
 前菜が終わると、みんなで立ち上がってステーキを焼くのを見にキッチンへ。小さな窓からは庭が見渡せる機能的な収納棚
 ジャガイモは、ちょうどゆであがって湯気を立てている。
 まずはマッシュポテトを作り、それからステーキを焼く。ソースにはおじいちゃんの時代より家伝(?)とされているNOILLY PRATという名のアルコールを使用。これじゃないとだめなんだそう。焼きあがってソースをかけたら大慌てで食卓に戻る。この簡約10分。肉が冷めてしまったら折角のステーキが台無しだから。付け合せにまだあつあつのマッシュポテトを盛って、さあ、2度目のボナペティー!
 こんな風に、みんながいっせいに食事できるのは、フランスの会食の醍醐味だと思う。これが日本風だと、お母さんはみんなが食べ始まっても一人だけ犠牲者になって、キッチンにこもっていなくてはならなかったりする。「早くこっちに座りなよ」なんて言ってもらっても、実際は次から次へとごちそうを用意しなくてはならない。いったい何が違うんだろう?と考えて分かったのは、やっぱり1皿1皿料理が出て、それをよそったり、飲み物を用意したり、前のお皿を下げたりをみんなが協力してくれるからだと思う。こんな簡単なことだけど、日本式だとお客さんは、ただ座って待ってるだけ、お父さんなんてそれこそ何にもしない、というのが定番なんじゃないだろうか?と思う。(少なくとも私の実家はそうだった!)
 それはともかく、このステーキとマッシュポテトは、美味しさにうなってしまった。前菜が終わってから作らなければ、こんなに絶妙なタイミングでは出来なかったと思われる。肉はやわらかくジューシイで、コショウのソースもそれだけパンにつけても美味しかった。また、マッシュポテトも、あつあつだったのがよかった。こんな簡単にできるものをなぜ今まで作らなかったのかなーと思った。
子供にも喜ばれそうなメニューだし、早速作ってみよう!
 メインが終わると、「チーズは?」と聞かれ、「もう入りませーん」、でもデザートは「いただきまーす!」甘い物はいつでもOKなのだ。デザートは、「パリ・ブレスト」という名のケーキだった。ドーナツ型に焼いたシューの皮にクリームをはさんだもの。クリームはコーヒー味だった。あっさりしたクリームが癖になり、いくらでも食べられそうで、ちょっと自分が怖かった。それから紅茶をいただいてごちそうさま。後片付けは、お皿を下げて、皿洗い機に入れるだけ。その後は、また長い長いおしゃべり…。
 
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Author:ikuko
栃木県宇都宮市出身。1993年2月よりフランス在住。現在パリ郊外に住んでいます。

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