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2013年2月21日(木) 人生なめとんのか?「純と愛」

一つの事件が解決する度に、口を「はれーーっ?」の「は」の形で開けてしまうようなドラマが毎朝、日本中のお茶の間をにぎわしている(古いな~表現が!笑)という現象は日本独自の文化であろう。何のことかって?連続テレビ小説「純と愛」のことだ。
このドラマは最初からNHKのドラマの基準値(そんなものがあると仮定にしてのことだが)をはるかに超えたオドロキの展開を見せていた。
まずは、夏菜の演じる主人公「純」。これが全く可愛くなく、どちらかというとうっとうしい女なのだ。自分の思い込みが万人にとっての正義であるという揺るぎないまでの確信により、周りの人々の触れられたくもない過去をほじくり返し、どうしても変えられない生き方を是正しようとする。嫌がられても悪態をつかれても決して諦めずに食い込んでいく。しつこい!この女を見ていると心底めげる。
一番厄介なのは、「正しい!」と思ってやっていることと、「信じあえば分かり合える」というメッセージの発するオソロしいまでの押しつけである。「おひさま」や「梅ちゃん」的な純情可憐な乙女のおせっかいや頑張りもわざとらしくて鼻に付くが、今回の主人公のキャラは、歴代ナンバーワンといってもいいほど醜悪である。
それなのに、相手役の「愛(いとし/ちなみに男)」が、純をいたずらに増長させる役を買って出ている。最初愛は、「人の本性が見える」という不思議キャラで登場したが、今では「純さんのおかげ」で幸せなフツウの生活になっている。でも家では主夫!しかも奔放な妻をひたすら支える家事の得意なしっかり者の主夫!これもNHKとしては、精一杯、飛翔した(何からだ?)といえるのではないか?

そして、今朝の放映だが、ホテルとも呼べない純の勤め先の民宿で初めて結婚式を挙げるカップル(別々に宿泊していてここで知り合った)を、登場人物ほぼ全員で祝福するというシーン。
この結婚式代はちゃんと支払われているのだろうか?とか、純の家族全員、今ではなぜか民宿で働くようになっているけど、ちゃんと生活していけるだけの給料は出ているのだろうか?とか、父親の介護をしながら豆腐屋を細々としているような男(新郎)がどうしてこの宿にずっと泊まっているのだろうか?とか、大体なんでみんなそんなに他人の生活に干渉するのだろうか?とか、よく知らない人たちの結婚式っておめでたいのかいな?とか、山ほどのギモンが次から次からわいてきて、私の脳はオーバーヒート状態であった。
しかもこの結婚式の最中に新婦が、一人で手酌でガンガン飲み始め(アル中だったらしい)、新郎に向かって「明日からはあんたの父親の介護して貧乏な豆腐屋をするんだから、今日ぐらい酒飲ませろ」とか言って式をめちゃくちゃにし、全員ドン引きするのだった。新郎は、「結婚はなかったことにしてほしい」という手紙を置いて去り、新婦は酔いつぶれて寝ていたが、また夜中に部屋で酒を飲み始め、寝タバコ…しかも火事の予感…というところで終わった。
どうです?この許容量を超えた展開。ここまで行っちゃっても、今までの例からすると、この後二人はめでたく仲直りし、前よりも理解しあえてハッピーエンド、「純さんのおかげです!」とかになってしまうのではないか。もしそうなったら、「そんなに世の中都合よく回ってるものか!ケッ」とつばを吐き、じたばた足を踏みならしてしまいそうだ。
同じ作者の「家政婦のミタ」でも感じたが、人間ってそんなに簡単に分かりやすく、怒ったり泣いたり仲直りしたり分かり合ったりするもんかな…と。ひとりの人によって、周り中みんなが面白いように(同じ方向で)感化され、物事がパズルをはめるように解決していくほど人々の考えって一致しないのが現実なのではないか?
こういうのを「ドラマチック」とは言わない。NHKの迷走ぶりがただひたすらにカナシイ。


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Author:ikuko
栃木県宇都宮市出身。1993年2月よりフランス在住。現在パリ郊外に住んでいます。

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