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2012年11月12日(月) ささやかな幸福

夕食にシュークルートを作ったので、近所のパン屋にバゲットを買いに行った。
ちなみに、うちでは大抵毎日炊飯器でご飯を炊くので「パン買ってきま~す」と出かけようとしたら、「ママ、今日は何作ったの?」と子供たちは興味津々で聞いてきた。それだけ珍しいことなのだ。「夜のパン=いつもと違う洋食!」って感じ☆
パン屋さんに到着したのは19時ちょっと前。長蛇の列!店の外まで人がいる。ふーむ、世の中はこうなっていたのか~って改めて気付く。いつもこんな時間にパン屋の行列に並ぶことはない。みんなの買い物を見ていると、バゲット1本、または2本。大体の人が、「あんまり焼けていないもの(パ ビヤン キュイット)」と言って頼んでいた。
それなのに、私の前のおじさんときたら、「オレはちゃんと焼けていないパンを見るとヘドが出る!そんなの食ったら病気になるんじゃないかって思ってる。オレに賛同する人間が少ないのは実に残念だ!」なーんて大きな声で語り出したので店のお姉さんは目を点にしていた。私も後ろでそれを聞いていて(ここまで自分の言いたいことが言えたら気分いいだろうな~)と妙に感動した。人がそれを聞いてどう思うかなんてお構いなし。おじさんの後で、私が「2バゲット、焼けてないのを」と言うのは勇気がいった。店のお姉さんと思わず苦笑し合った。

バゲットを抱えて帰る道、焼きたての温かいパンに心が満たされた。きっと、こういう瞬間を幸せっていうんだろうな~と思った。小動物を飼っている人なら分かるかもしれないけど、その小さな生き物が与えてくれる温もり、それが愛おしさの原因じゃないかと思えるような。
寒い空気も、暗い道の寂しさも、何もかもが、この温かさで吹き飛んでしまった。ささやかな焼きたてバゲットの幸福、そして家族の待つ家に帰る喜び…。

                                                  

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Author:ikuko
栃木県宇都宮市出身。1993年2月よりフランス在住。現在パリ郊外に住んでいます。

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