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2012年9月9日(日) スリ、浮浪者、そして未来

ワインツアー最終滞在地パリは、田舎ばっかり回ってきたお客様たちには刺激が強すぎたよう。
ずっとこっちにいる私たちでさえ、何度も嫌な思いをしているのだから。。。というのは、またもや「スリ」だ!何度注意していても、本人が気を付けていても、ターゲットになってしまったら、かなり防ぐのが困難だろう。だって、そんなの誰も想像できないだろうから。
大体、20名ぐらいのグループが来ると、平均して1人はやられる。
手口はホントにずっと前からオーソドックスなメトロの入口なんだけど、最近のバージョンは、ホームには姿を見せていないで、お客が乗り込む瞬間にどこからともなく現れるの。入り口に3人で立ちはだかって壁みたいにしてしまう。それを後ろから誰かが押す。(多分その時は四方八方から手が出ているんだろうな~)そして、重要ポイントは、それをするのは、12~15歳ぐらいの少女たちだということ!
狙われたら最後!周りにいる人たちが気がついて、「危ないよ!気をつけて!」と言っても、その周りで監視している人たちですら、スラれた瞬間が見えない。プロフェッショナルの仕事なのだ。

私の感覚では(あまりメトロに乗らないので漠然とした印象だけだが)、以前に比べて確実にスリが増えているように思う。多分、各駅にひと組ぐらいの割合じゃないだろうか。(予想)
そうでないと説明が出来ないほど、昔は何もなく平和だったラインまで、盗難の頻度が増えている。もはや観光地の中心だけでなく、普通の市民が暮らす何の変哲もない駅でまでやられているのだもの。

今回、パリリヨン駅に到着し、すぐ脇のホテルに歩いて行ったのだが、その間、山ほどの路上生活者、うろうろ駅を徘徊する人、明らかに目付きのおかしい人を見た。20年前のローマのテルミニ駅が既にこうだったな~と思いながらホテルまで歩いた。ホテルのすぐ真横に、普通にマットレスを4枚敷いて暮らしている4人組を見た。
3人の50過ぎの酒焼けした男たちと一緒に20代前半の女の子がいた。真っ黒な靴下で、平気でそこに寝転がっていた。かわいらしい顔をしていたのが妙にショックだった。
そこから100メートルも離れていないところには、映画「ニキータ」にも出てきた「トランブルー」というベルエッポック時代の香り漂うレストランがあり、美味しい料理とワインに舌鼓を打っている人たちがいる。
そのいつもなら素通りしてしまうような光景に「同じ人間なのにな」という言葉が思い浮かんだ。

浮浪者の子供たちは、学校にも行けず物乞いをさせられる。温かい食事もベッドも知らず、将来への希望を持つこともできず、暗い目をして人のバッグに手を入れる。
貧富の差、人生の差。どうしようもないことなんだけど、いつもやり切れない思いになり、胸が痛んで苦しくなる。そこから改善しないと、到底スリの数を減らすことなんて出来ないではないか。

もちろん、こんなの比較にならないぐらい世界中には数えきれないほどの貧困が転がっているだろうけれど。。。。。一体、私たちは何が出来るんだろう?「これから」の世界を考えるのが、こわい。



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Author:ikuko
栃木県宇都宮市出身。1993年2月よりフランス在住。現在パリ郊外に住んでいます。

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