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2012年8月5日(日) ココファームに行く

光あふれる畑

足利市田島町にある「ココファームワイナリー」に行ってきた。
ここは、もともと1950年代に特殊学校の中学生たちによって開墾されたブドウ畑で、80年代には「こころみ学園」といういわゆる知的障害者を受け入れる施設が造られた。その後、2007年にワイン作りが始まり、除草剤や人工酵母を使用しないワイン作りとその成り立ちが注目されている。
私は以前「こころみ学園奇蹟のワイン」(川本敏郎:NHK出版)という本を読んでから、ずっと行きたいな~と思っていた。

宇都宮から北関東自動車道で約1時間。駐車場から見上げた畑は、首が痛くなるほど見上げなければならないような丘陵地にある。感動したのは、日本のブドウは棚作りなんだな~というのと、ブドウの1つ1つがちゃんと袋に入れられていたこと。当たり前かもしれないけど、フランスの畑と全然違う!
また除草剤をまいてないせいか、下が草ボウボウだったこと。真っ青な空と緑のブドウの木々が美しかった。この丘陵地、当然だが手作業しかできないだろう。なんという重労働!畑には「気」が満ちていた。よい畑の出すパワーは、いずこも同じだ。

建物の中に入ると、ショップとカフェになっていた。一角に試飲コーナーがある。でも、ワイナリー見学ツアーは出たばかりだった。とても次の回まで2時間近くは待てない。また子供はたいして興味ないだろう…ということで、今日は試飲だけにした。車の運転手が必要なので、試飲は義兄と私だけ。日本はこういう時ちょっとサビシイ。
発泡性と白2種、赤2種を飲んだ。東日本大震災の後にできたという赤ワイン「陽はまた昇る」(タナ70%、カベルネソーヴィニヨン30%)が美味しかった。ワイン5種とチーズ、干しブドウなどの小さなおつまみで500円。(カフェの値段設定からすると、この試飲の方がお勧め☆)

次に、みんなで隣接のカフェに行き、ブドウジュースやタルトなどのケーキでお茶にした。猛暑じゃなかったらテラス席がいいけど、暑かったので室内にした。
でも、お客が入れるのはこれだけで、ワイナリーの施設を見ないと見学的にはちょっと物足りないかも…。

帰ってからホームページを見ていたら、感動的な文章に出会った。
「葡萄を育てワインを醸す仕事に、名もない(自分の名前さえ書けない)人たちが中心になって取り組んできたことを・・・どんなに辛くても、一年中空の下でがんばってきた農夫たちがいることを、ひそかな誇りに思っています。ここにご紹介するワインは、葡萄づくりに、ワインづくりにがんばってきた知的障害の仲間たちが、のんびりと葡萄畑で自分にあった仕事-草取りや、石拾いや、カラス追い-をしながら、自然に囲まれて、安心して年をとっていけますよう、そんな願いが込められています。」

最初に開墾に携わった人たちも80歳を超えたらしい。ココファームの「ここ」は、そういう人たちにとって、全生涯、全世界に等しいのだと思うと感慨深い。「ここ」で生き、「ここ」に骨を埋める、いのちのすべてが詰まったワインなのだ☆



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Author:ikuko
栃木県宇都宮市出身。1993年2月よりフランス在住。現在パリ郊外に住んでいます。

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