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2012年1月13日(金) ピアノの先生と

久々にピアノの先生と夕食を共にする。
お正月は日本に一次帰省されていた先生。お母様が痴呆症になってしまって久しく、長い休みのたびに日本に向かっている。今でも時々、彼女の携帯が鳴ることがあり、母親に話しかけている会話を聞くともなしに聞いてしまう。お母様は、先生が遠く離れた国にいることやご主人が亡くなったことも忘れてしまうことがあるようだ。「お父さんがいないの。帰って来ないの」と言われるらしい。何度も繰り返し電話が鳴ることもある。
私はいたたまれない気持ちでそれを聞いている。
自分の親がいつか、頼りない、守ってあげるべき人になってしまう。私にはまだ実感としてわいて来ず、覚悟もできていない気がする。自分を生み、育ててくれた人が、小さく弱くはかない姿になってしまうのは、まだ想像したくない。いつまでも強くたくましく、我儘な人でいてほしいと願う。

話は変わるが、一昨日の「離婚後の共同親権」について、先生と話してみた。
先生は、オーケストラでオーボエを吹いている傍ら、音楽学院でピアノを教えているので、フランス人の子供たちと接する機会が多い。
「やはり、一週間交代で両親の家を行き来している子は、想像以上に(本人たちの暮らしが)キツイと思う」と言っていた。彼(女)らは、非常によく物を忘れてくる。それもそのはず、2つ家があるので物がぐちゃぐちゃになっているのだ。またピアノが両方の家にない場合も多いので、練習にも苦労をする。両親の新しい恋人(または配偶者)とうまくいかずに精神的に不安定になっている子も多い。
先生自身も、連れてくる親と、迎えに来る親が毎回違うので、万が一の場合の連絡にもどっちに電話していいか悩んだり、「お父さん」が2人いることを知らなかったために、とんだ混乱が起こったこともあると言っていた。
子供が一刻も早く環境に慣れるように、子供としてではなく、むしろ小さな大人の一員として、大人の事情を理解するように強いられるというのが一般的なように見受けられる。おとなしく素直な子は、何も言わない分深く傷ついている。反抗できる子はまだいいかもしれない。
次男のクラスの女の子にも、ひとり「すぐキレる」子がいる。先生にも平気で悪態をつく。友達にも意地悪をする。すぐに嘘をつく。でもそれが本当にその子本人のせいなのか、それともその子が必死でSOSを発信しているのか、誰にも分からない。案外、原因は全く別の場所にあるのかもしれないと思う。




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Author:ikuko
栃木県宇都宮市出身。1993年2月よりフランス在住。現在パリ郊外に住んでいます。

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