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吉村葉子のエッセイ

ずっと積んであったエッセイ本「お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人」「お金をかけずに食を楽しむフランス人 お金をかけても満足できない日本人」(ともに吉村葉子・著:講談社文庫)を一気読み。
この方は20年在仏されていて帰国後、東京にお菓子屋さん兼カフェを開いたということだけど、このエッセイはどちらも帰国後に書かれている。
彼女は、ご主人の宇田川悟さんとの共著でいくつかガイドブックを出している。それらは何冊か持っている(良書が多い)が、このシリーズのエッセイを読んだのは初めてだった。
まずは、在仏中のフランス人(または在仏の外国人)との華やかな交流の幅広さには驚く。何十年住んでいても、ここまでフランス人社会に入りこむ(というか知り合いを増やす)ことは難しいだろう。「親友の誰それ」という記述も多い。それが様々な階層、職種、年齢の人たちなので、単純にすごいなと感心した。多分、自分からいろんな場所に出かけて行き、知り合いを紹介してもらい、積極的に居場所を固めていったんだろうなと思う。そのアクティブな生き方、明るさには元気をもらった。

しかし、結論から言うとこういうエッセイは読んでいて非常に苦しい。中に書いてあるエピソード、その結論付けは、目次を見ただけで分かる。何が書いてあるのか詳細に予測出来てしまうのだった。まるで2時間ドラマを観る前に、事件の犯人を(キャストを見ただけで)予測できてしまうかのようだ。(ちょっと違☆)
そもそも「日本人はこう、フランス人はこう」という決めつけはどこからくるのだろう。お金がなくても平気な人なんてどこにもいないんじゃない?お金をかけなくても素敵な食卓を楽しんでいる日本人は本当にいないの?(あり得ない!)まずは、国籍によってその中にいる人間すべてをひとつのタイプにくくれるのか?いくら知り合いが多いったって、すべてのフランス人を知っているわけではないでしょうに…。
こういう、生半可に知っている人の撒き散らす情報「ちょっと合っているところもあるけど、実は勝手な独断」というのが一番厄介だと思う。また、こういう情報を有難がるのはいいが、それを鵜呑みにしないで冷静に判断することが大切なのだろう。なぜなら、こういう本っては大体が「フランスがよい」「日本はよくない」という路線だから。ホントにそれは絶対に違う!いい加減、「憧れ」のオブラートをかけてよその国を手放しに礼賛するのはやめましょうよ!と言いたい。



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Author:ikuko
栃木県宇都宮市出身。1993年2月よりフランス在住。現在パリ郊外に住んでいます。

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