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2011年6月30日(木) 印象に残った言葉

旅行から帰って来てから、長男の高校の入学手続きや面接があったり、長男の中学校卒業試験があったり、オペラを観に行ったり、空港送迎したり、くにちゃんが来たりとバタバタ。毎日、掃除をしなくては~と思いながら、家の中もすごいことになっている。
今夜はくにちゃんがうちに来たので、アドちゃんも家庭教師ではなく夕食に招き、みんなで楽しく食卓を囲んだ。Tくんもお酒が飲めないのに、一緒にアルザスのクレマン、ラングドックの赤を飲み、顔を赤くしながら「練習すれば飲めるようになりますかね~」と言っていた。異業種、異文化間の会話は面白い。

さて、最近印象に残った話をひとつ。
空港に送っていったのは、30代半ばの男性ひとりで、ものすごくおしゃべりな人だった。多分、日本人の男の人で、私が知る限りのベストスリーに入るだろう。とにかく空港までしゃべり続け!この私が相槌しか打てなかったのだ☆(爆)
しかしそれが退屈じゃなくて、めっちゃ興味深かった。その方は、日本の生ガキ連盟(正式名称は不確か)の代表でフランス入りしていた。
あまり知られていないことだが、フランスの生ガキは、90パーセントが日本産(稚貝が輸入された)なのだ。
4、50年前にフランスの生ガキがウイルスによって壊滅的な被害を受けた時に、日本がフランスの生ガキ業界を救ったのである。そのことは、私も水族館に行った時に書かれてあった説明で知っていた。でも、それが日本の「宮城産」だったということは、その男性の説明で初めて知った。
宮城の生ガキはとても強く、どんな環境の場所に行っても繁殖するのだそう。アメリカやオーストラリアの生ガキも、その過半数が宮城ダネなのだという。生ガキと言うと広島と思いがちだが、広島の生ガキはあの穏やかな海でしか育たないのだそうだ。
しかし今度の地震、および原発事故の影響で宮城の生ガキが危機に瀕している。そのことを知ったフランスの各地の生ガキ生産業者が、何とか日本を助けたいという申し出をあちこちからバラバラにしてきた。
そこで、その申し出を一つにまとめ、現状を説明するためにその男性は来たのだった。
生ガキ産地を視察して回り、各地で山ほどの生ガキを食べさせられ(笑)、ローカルTVに出たり、インタビューに答えたりの忙しいフランス滞在(1週間ほど)だったそう。
しかし、フランスと日本の生ガキの生産法や使用する道具が全く違い、せっかくのフランスの好意も日本ではあまり役に立たなそうなのだとか。有難く辞退しようとしていたところ、フランスの業者たちは「それでも送る!」と言って10トン分もの支援をしてくれるということが決まったのだと言っていた。義理難いフランス人!昔の恩を決して忘れない海の男達。なんだか聞いていてほっこりする話だった。

生ガキについての話も本当に面白かったのだが、実にしっかりした考え方を持った人で、変な話だがこういう人が政治家になったらどんなにいいだろう~なんて思ったりした。話がうまくて面白いっていうのは、政治家としての最低条件だと思うのだ!
その男性が最後に言った言葉が非常に印象的だった。曰く、「生ガキは世界のみんなの財産という考え方をしたら、それを絶滅から守るために支援してくれることは非常に有難い。でも、日本が立ち直るための支援なら要らない。ぼくたちは自分達の力で立ち直れるから。そう言ってきたんです」
こういう若者がいる日本は、まだまだ大丈夫だ!と強く思った。


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Author:ikuko
栃木県宇都宮市出身。1993年2月よりフランス在住。現在パリ郊外に住んでいます。

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