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2010年11月18日(木) 食について想うこと

ボジョレーヌーヴォ―解禁!うちの周りはいたって静かなもの。フランス人は誰かれ騒いでいるのかというとそんな事はなし。私もまだ飲んでいない。

それよりも16日にだけれど、フランス料理、地中海スタイル(イタリア、スペイン、ギリシャ、モロッコの共同申請)の料理、メキシコの伝統料理の3地域の料理文化が、ユネスコの無形文化遺産に登録された。この方がよほどインパクト強い。
無形文化遺産っていうのは、定義によれば「慣習、描写、表現、知識及び技術並びにそれらに関連する器具、物品、加工品及び文化的空間であって、社会、集団及び場合によっては個人が自己の文化遺産の一部として認めるものをいう」とのこと。日本のものを挙げると、歌舞伎、浄瑠璃、能の文化など。
今までの例では、芸能(民族音楽・ダンス・劇など)、口承、伝承、社会的慣習、儀式や祭礼行事、伝統工芸技術、文化空間などが対象である。
今回のように料理の文化が選ばれるのは初めてということで論議をかもし出しそうだ。つまり、これはデリケートな問題だから。ギリシャがよくてどうしてポルトガルはダメなのか、モロッコはよくてチュニジアはダメなのか、フランス料理はもともとロシアの宮廷料理の影響を受けているのではないのか?なんだか選択が意味不明だし。
それに、中華料理はダメなのかな?中国4000年の歴史なのに!今後どんどんこの分野に他の国たちも参入しそうだね。「料理」って簡単にいうけど、それぞれの国の人たちを支えているめっちゃ重要なファクターなのだから、それに優劣をつけてはいけないでしょうに。

以下雑談だけど、この頃フランス料理を食べに行って感じることの一つに、ものすごくアジアの食材を使う店が増えたな~っていうのがあって、先日も魚の付け合わせが中華風焼きそばだったのでビックリした。タイ風カレー、てんぷら、変なすし風のまき物、中華の点心風の前菜、野菜類もパクチーやゆず、わさび、しょうがはもう普通に使われているし。
中華の焼きそばが出てくるならもっと美味しいとこに行くよ!って感じ。普段のレストランの食事代の高いのにももうウンザリ。無形文化遺産になんて登録されて、ますますいい気にならないでくれるといいけど。こっちがホントの心の声ね。


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No title

フランス料理、地中海スタイル料理とメキシコの伝統料理文化が、ユネスコの無形文化遺産に選定されたとのこと。私もなんでー??という素朴な疑問を感じます。何を基準に選んでいるのかわかりませんが、世界中にそれこそ多くの食文化があり、ほとんどすべてのものが該当するのではないかと思います。日本料理もそうだし、韓国料理だってそうですよね。中国料理は地域差がかなり強いので、華南地域の食文化とか、ある程度分けた方が良いかも知れませんが。
無形文化遺産に選定するなら、フランス料理とは何ぞや、地中海スタイルとは何ぞや、の定義から入る必要がありますが、そんなことできるんでしょうかね。無形文化遺産に指定されたからといって、何が変わるということでもないので、別にめくじらを立てる必要はありませんが、ユネスコももっと本来の有意義な仕事をしてもらいたいものです。
今日本料理を口にしにくいところを旅行中ですが、日本の旅館の朝食(ご飯に味噌汁、干物、しらすと大根おろしお漬物、のりなど)が
無性に食べたくなりました。これも十分無形文化遺産に値しますよ!

ワインラバー26様

料理の素材だけとっても多様化し、またよその国の物と混ざり合った料理が出来ている昨今、その国独自の物(文化)と判別できないことが多いと思うのです。また、生きるために食べ物が不足しているような国がまだ存在する現状を踏まえ、ある特定の国の料理を「文化遺産」とするのに非常に抵抗があります。
歌舞伎や能といった出来上がった世界観をもつものと、料理法だとか、その歴史といったものは全く「文化」としての性質が違うし、また国によって作法も違うのだから、それ同士の優劣というのはあり得ないし。たとえば宗教によっても、食材が違ってきたりしますよね。だから、料理というのをこのカテゴリーに入れるという前例を作ってしまったのは、以後なにかと問題が多いと思います。
「文化遺産」という名前でなければいいと思うし、例えば「食文化」として後世に残しておきたいもの(「ゲランドの塩」とか「シャンパン」とか希少価値のある製法、食物素材)という「食文化」専門の他の分野のなにか(賞を与え得るもの)を作ってしまったというのなら話は分かるのですが。

No title

全くおっしゃるとおりだと思います。食文化そのもののことは別にして、私がもう一つ違和感を持ったのが、ユネスコは一体何のために、このような文化遺産の選定を行うのだろうとの、疑問でした。そこでユネスコの憲章を見てみましたが、“万人の基礎教育”と“文化の多様性の保護及び文明間対話の促進”が大きな目的で、後者の目的のために、世界遺産の登録と保護を行うらしいです。
しかしユネスコも国連の下部機構で世界の平和のために活動すべきだとすると、世界遺産の登録がどんな意味があるのかよくわかりません。国際機関なるものは監視の目が届きにくいため、役人天国になっているのが実情です。私は、基本はそれぞれの国が自国の文化の保護、継承に責任を持つべきであり、国際機関の役割は極めて限定して考えるべきものと思っています。ユネスコの役人はフランス、地中海、メキシコの食文化の世界文化遺産指定のために、かなりの人が現地に足を運び、無駄なお金を消費したものと思っています。
こんな悠長なことに時間を費やすよりも、難民対策などもっと緊急に行うことが山積しているはずです。
こういう観点からも、今回の食文化の世界文化遺産選定に疑問を持ったということを、一言付言させていただきます。

ワインラバー26様

ユネスコの「世界遺産」は観光にもすごく影響を与えていますよね。例えば「モン サンミッシェル」などは、世界遺産登録以前と今とでは訪れる人数が全く違います。パックツアーに組み入れられたりするし。
「料理」というのは漠然とし過ぎていて特定のどこかのレストランが儲かったりはしないんでしょうけど、何か政府がらみのいやらしい策略の香りもしますね。(これは憶測にすぎませんが)選定する基準っていうのが謎なので、特にそう思うんですけど。(ま、ミシュランの星の数にも似たようなことは言えますけど、こちらは一企業がやっていることですからまだ笑って許せるような気もします)

No title

「中華の焼きそばが出てくるならもっと美味しいとこに行くよ!」に思わず笑ってしまいました。
ユネスコもお暇なんでしょうね。

豊栄のぼる様

ほんとですよ!でもフランスレストランのメニューに「~のてんぷら」とか「中華焼きそば」なんていうのが載っていたら、こわいもの見たさ(笑)で頼んでしまうんです。そんな私の選択がイケナイのでしょう☆
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Author:ikuko
栃木県宇都宮市出身。1993年2月よりフランス在住。現在パリ郊外に住んでいます。

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