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レザンドリーとリヨンス ラ フォレ

2010年3月1日(月)

レザンドリー

巷ではスキー休み。しかしこの休み中はなんだかバタバタと色々用事があって、結局1泊2日しか行けなくなってしまった。パリから近くて、子供も犬もOKで、良さそうなところってどこだろう…。
そんな時使ったのは、「パリからの小さな旅」(稲葉宏爾著:フィガロジャポン)というガイドブック。稲葉さんの本は語りが丁寧で分かりやすく、写真もイラストも地図もほのぼのとあったかくて大好き。日本語フリーペーパー「OVNI」にしばらく「パリから一泊汽車の旅」というコラムを書いていらしたが、その時にもよくその部分を切り取っては旅行したものだ。

その中から決めた行き先は、「Lyons la forêt(リヨンス ラ フォレ)」という村。「ブナの森に囲まれた『フランスで一番美しい村』」というタイトルに、「ここだ~っ!」って感じ。
まずはトリップアドヴァイサーのサイトでホテル探し。それからホテルのHPに行き、よさそうな所に直接電話で問い合わせた。「あのー今晩1泊なんですが、家族4人と犬がいます」そう、旅行はその朝に突然決まったのだった。(爆)
「今夜、ああ、家族部屋が空いています。犬もOKです」話が早いぜ、ムッシュウ。即決!それから荷造りをして30分後には全員で車に乗っていた。(早っ!)

方角的にはモネの家のある「ジヴェルニー」のちょい先なので、途中で前に一回行ったことがある「Les Andelys(レザンドリー)」を思い出した。奇しくも同じガイドブックに、レザンドリーも載っていた。前回は姉と行ったため主人は知らなかったので、途中で寄っていこうと提案。(パリから車だと、A13に乗ってジヴェルニーの1つか2つ先の出口←いい加減)

高速道路を下りると、ひたすら「Château Gaillon(ガイヨン城)」の方に向かって進む。山の上にある砦だ。ここはガイドブックによると、「イングランド王でノルマンディー公だった獅子王リチャードが、フランス王のノルマンディー攻略に備えて1196年から1年間で作った城塞」とある。ここはイギリスだったのね。感慨無量。
しかしこの堅牢に見える城も、リチャードの死後、フランス王フィリップオーギュストによって陥落し、その後は廃墟化したのだという。城の中は一部見学できるが、行った時は残念ながら閉まっていた。

ガイヨン城 廃墟 その1 廃墟 その2

私たちは、城が真正面に見えるがけの上の駐車場に停め、反対側の崖に向かって歩いていった。一度坂を下って、また傾斜の激しい道を登って行った。子供たちとぱたぽんの速いこと速いこと。私は、ぬかるんですべる道をおっかなびっくり進むので、一番出遅れてしまった。でもこのお散歩が気持ちよかった。

セーヌ河岸で プチタンドリー 町の教会

ガイヨン城を出ると、一路、レザンドリーのプチタンドリー、グランタンドリー(プチとグランを総称してレザンドリーというのだった)の散策。稲葉さんは、ガイドブックの中で「インド料理屋はなくてタンドリチキンは食べられない」と書いていて笑ってしまったのだけど、なんとグランタンドリーでインド料理店を見つけてしまった!それで、私たちは何となく洒落でそこに入ってしまった。「グランタンドリーでタンドリチキン!」
店のインド人のおじさんには、「となりの中華料理屋の人?」とか言われて「?」となってしまったが、実はこの店開店して3ヶ月ほどだった。なぜかものすごく繁盛しているらしく、「絶対に日本料理屋をここでやるべき!」と熱弁をふるわれてしまった。そんなこと言われてもなあ…。(汗)

村の市場 ラヴェルの家 森の道

昼食の後は一路、「リヨンス ラフォレ」へ!着いてみて、本当に小じんまりしていて素朴な村だと思った。まずは今夜のホテルへ。電話のムッシュウが迎えてくれた。ホテルの1階はアンティーク屋とクレープレストラン。2階に6部屋だけのホテルだった。個人の邸宅を改造したような造りなのだ。ファミリールームはダブルベッドとシングルベッドが2つあって部屋は清潔、浴室も広くて言うことなし。インテリアは全部アンティークで統一されていた。

荷物を置いて、ぱたぽんをつれて村の散策。「森のリヨンス」という名の通り、周りじゅうに森が点在している。村の中の家々は木組みの可愛らしい家で、これで駐車している車がなければ中世のまんまといった風情だった。
ホテルは市役所前通りだったが主要な通りは数本しかない。まずは村の中心の広場へ。屋根のついた木造の市場があり、いい感じだった。商店やホテルはその周りに集中しているけど、数が本当に少なく、観光シーズンではないので何となく寂れた印象を受けた。そのまままっすぐ行くと、作曲家ラヴェルの家があった。中が見られるかと思いきや、「持ち主はずっとパリに行っていてなかなか村に帰ってこないのでいつも閉まっている」と近所のおじさんが言っていた。
そのまま道を行くと、先にはこんもりと森が見えてきた。「それなら森へ行きましょう!」と私たちはずんずん進んでいった。森は自然のままなのか、歩く所は少しあるが、わき道にそれるともう木が密集していてちゃんと真直ぐ進めない。ここで私はひとり迷子になってしまってコワかった。気付いたら誰もいなくなっていたのだ。
しばらくしてやっと会えた子供たちは、それぞれ手に木の枝の太い棒を持っていてご機嫌。男の子って実に単純なのだった。

夕食はホテルのレストランで。きちんとしたレストランなのに子供メニューもあって、なぜかクレープの専門店でもあり、とても美味しかった。このレストランのインテリアもよく見るとみな売り物!アンティーク屋の一環なのだった。ホテルのムッシュウがひとりでお給仕をしていた。ものすごく働き者のおじさんだった。

食後にまた、ぱたぽんのお散歩に行き(今日のぱたぽんは最高にご機嫌さん)、夜の静けさと空気の清澄にあらためて感動した。

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Author:ikuko
栃木県宇都宮市出身。1993年2月よりフランス在住。現在パリ郊外に住んでいます。

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