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2010年2月8日(月) 漁夫の利

主人と一緒にフランス語の古本をダンボールに数箱、ジベールジョゼフに売りに行った。それらの本は倉庫の場所ふさぎになっていたので、一刻も早く処分したかったのだ。
本屋の「古本買取事務所」には10人ほどの列が出来ていた。その真向かいの通りの反対側には、5人ほどの男達がたむろしていて、「売れなかった古本があったらおくれ~」と入る人みんなに声をかけている。買取所の入り口わきにも不要な本の回収箱があるのだが、誰かがそこに本を投げ入れるたびに、表では「何で捨てるんだよ~俺達にくれよ~」みたいなパフォーマンスをしていた。
いよいよ私の番になり、いくらかの本は買い取られ、ほとんどの本が返ってきた。しかしその買い取りの基準は全く謎。状態のいい本でも在庫があれば取ってくれないし、ボロボロの本でもなぜか買い取ってくれるのもある。日本の古本屋だと本の内容ではなく状態のみ重視されるので、この点が大きく違う。なんか賭けのようで面白いのだ。しかも買い取り価格も不明のまま、黙ってレジに打ち込んでしまう。(でも日本の本屋よりはるかにいい値段で買ってくれる)
売れ残った本は、数冊を除いて外の男達にみんなあげてしまった。だって持って帰るのが邪魔くさかったから。彼らはホクホク顔だった。
ところでこの後、男達はどうしたでしょうか?
それは、なんとサンミッシェル通りの、ジベールジョゼフと目と鼻の先にある古本屋へ全部持っていってるの!ビックリしたわ~。
どうして知っているかというと、私も売れなかった中で特に状態の良い本(大判の画集など)を4冊、抜き取って持っていってみたからなのだ。ちょっと試しのつもりで。そうしたら、こっちの本屋は在庫を確かめることもなく、本のページをめくることもせず、即効で「2ユーロ!」と言うので、あまりの簡潔さと安さに耳を疑った。でも特に残しておきたい本でもなかったので「いいです」と言って売ってしまった。こっちは何でも構わず買い取る方式なんだわ☆と知ったのだった。しかし他の古本屋の前でただでもらった本を、隣の店に売りにいって商売にしている男達って…。社会の裏側の仕組みをかいま見たような気がした。大げさだけど…。

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Author:ikuko
栃木県宇都宮市出身。1993年2月よりフランス在住。現在パリ郊外に住んでいます。

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