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2009年9月20日(日) 読書三昧

自分でもいくらなんでも…と思うが、1日で6冊の本を読んでしまった。目はウサギさん、頭は痛い。馬鹿だ~。
読んだのは、「家日和」(奥田英朗)、「妊娠カレンダー」(小川洋子)、「超旅行法」(野口悠紀雄)、「赤い橋の下のぬるい水」(辺見庸)、「日本を降りる若者たち」(下川裕治)、「パリ 建築と都市」(福井憲彦、稲葉宏爾)というランダムな選択。最近ずっと本をまとめて読む時間がなかったので、こんな日があってもいいかもしれん。おかげで家事は最低限。食器洗いと洗濯と子供のご飯作りはしたけど、子供たちは午後になって「あ~ママ、家にいたんだね」と気付く始末。

以下一言書評。
1)家日和…奥田英朗の小説が好きだ。直木賞を取ったシリーズは正直あんまり面白いと思わないんだけど。なんとも言えんボケ方が好き。この短編集は幸せな家族しか出てこない。主人公もめっちゃ前向きだし。日常生活をこんなに面白く書ける作家はあんまりいないよな~。そこを評価したい。

2)妊娠カレンダー…この芥川賞受賞作品集をずっと読まずに取っておいた。小川洋子はもう何作か読んでいるが、その原点がやはりここにある。作品全体を貫くヨーロピアンテイストは天性のもの。言葉の一つ一つが吟味されて、無駄なく配置されている。色で言うと乳白色又はベージュの世界だ。でも虚無的で不気味で残酷な一面も持ち合わせている。このねじれ具合、フランスで好まれるのが分かる気がする。

3)超旅行法…「超」シリーズの旅行編。旅をどう楽しむか、ひとり旅を成功させるコツ、おすすめの旅行法、歩き方ノウハウが事細かに書いてある。旅行ビギナー向け。

4)赤い橋の下のぬるい水…この映画化された作品はもう何年も前に観た。(またもや役所広司で)この短編集には3つの作品が収められているが、どれも不条理なしかし妙に人を惹きつける怪奇譚だ。この人にしか書けないっていう独自の言葉選びであり世界観だ。「もの食う人びと」でもぶっ飛んだが、この本も十分変わっている。一部のコアなファンに支持されていそうな感じ。私はどこにも誰にも感情移入できずに、単に誰かの私的な生活をいやらしい目で覗き見しているような気分にさせられた。困ったね~。

5)日本を降りる若者たち…タイなど物価の安いアジアの諸国に増え続ける「外こもり」。日本で肉体労働などで短期に稼いだ収入を持って、バンコクなどの木賃宿(もしくは安アパート)に泊まり半年~1年何もせずに生きるんだそう。中にはそういう生活を何年も繰り返している人たちもいるそうで…。初めて知った実態にしょえ~っとなった。これはモラトリアムと言うより完全な現実逃避。ただの怠け者集団だ。(もちろん一方で頑張っている留学生もいるのだろうが)
パリのワーホリ制度も安易な滞在者を増やしているな~と思っていたが、ワーホリを受け入れている諸国は物価が高いのでなかなか長期はいられない。また働いていないと世間の目も厳しい。一方、日本で引きこもっていたら親の目がある。なーんて理由でアジアで引きこもっている若者が増えている…ってなんだろうね、この風潮は。もう読んでいくうちに暗い嫌~な気持ちになった。日本に将来はあるんかね。教育にもっと力を入れなあきまへんな~。

6)パリ 建築と都市…今度来る学生さんツアーのための予習(付け焼刃?)。興味深いパリの建築史の本だった。めっちゃタメになった。

夜は撮りためていた「つばさ」のビデオを2時間分ぐらい観た。もうすぐ終わっちゃうけどなんだか盛り上がらないドラマだったな~。感動のはずのシーンもあんまり気持ちが入っていかない。しかも主人がいちいちつばさの発言を聞くと「めっちゃいい子やな~。素直でかわいい子やな~」と言うのがうるさかった☆「だからそれは脚本なんだって!」という反論を胸にしまいこんだ。


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Author:ikuko
栃木県宇都宮市出身。1993年2月よりフランス在住。現在パリ郊外に住んでいます。

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