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2009年9月19日(土) 「駅路」について一言

JSTVで松本清張原作、向田邦子脚本という2時間ドラマ「駅路」(フジテレビ)を観た。このふたりの顔合わせは初めてなのだそう。
年号的には昭和63年という設定で向田さんの事故の後になるので不思議な気がするが、やはり期待を裏切らない、見ごたえのある上質のドラマに出来上がっていた。
第2の人生を新天地で過ごしたゴーギャンのエピソードと失踪した男の人生が重なり、その背景として昭和という時代の終焉も描かれていた。この時代設定が秀逸。昭和の最後の数日間をクローズアップしているというのが。紅白歌合戦の谷村新司とか、実際の行く年来る年のアナウンスなど、めっちゃリアルにあの時代に戻してくれた。しかも奇しくも昭和64年というのはわずか数日で終わってしまったのだっけ。
時代風俗を描こうとするとどうしてもわざとらしくなりがちだが、ファッションにせよインテリアにせよ、自然に昭和の終わりの感じが出ていて良かった。配役の顔立ちのせいかもしれない。みんなどことなく昔風の面立ちの人がキャスティングされていた。特に初老の刑事役の役所広司、犯人の情婦役の木村多恵がいかにも昭和っぽい良い味を出していた。半分ボケかかっている唐十郎の演技もすごかった。もはやこんなドラマは作ろうと意気込まないと作れなくなってしまっている気がする。
話題性のあるタレントを起用し、漫画が原作という安易な昨今のドラマはもう見飽きた。たまにはこうした大人の鑑賞に堪えうる良質なドラマを観たいものだ。フジテレビ、ちょっと見直したワ。


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Author:ikuko
栃木県宇都宮市出身。1993年2月よりフランス在住。現在パリ郊外に住んでいます。

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