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2009年6月23日(火) 足利事件を考える

「クローズアップ現代」で取り上げていた「足利事件」について興味深く観た。これは被告人菅家さんが自白とその頃走りだったDNA鑑定の結果によって冤罪を負わされ、17年も無実の罪で刑務所に入っていたという事件だ。
どうして無実の人が自白をしたのかということだが、それは警察の執拗な取調べと、その中で恐怖を感じたという心理に基づいているらしい。一度罪を認めてしまえば、その後ではいくら罪を犯したという確固たる証拠がなくても、それを覆すのは難しい。特にDNA鑑定は当時、まだ今ほどの技術はなかったそうで、一審の途中から無実だと訴え、その後も再検査をしてほしいという願いは全く聞き入れられなかったという。

―自白というのは判断の決定権にしてはいけない。客観的な事実を積み重ねていって、真相を追究しなければならない―そう後から振り返って言うのは易しい。
なぜなら「無実だ」「やっていない」といくら言い続けていても、刑務所からの訴えは長い年月の間、全く無視され続けたのである。そのことを忘れてはいけないと思う。
足利に住む一人の女性が、今日のニュースに出ていた。家族でもないのに彼女は菅谷さんの無実を信じ、獄中の菅谷さんを励まし、手紙のやり取りを続けていたのだという。自分を信じていてくれる人がいるというそのことが、どれだけ菅家さんを励ましたことだろう。またその女性は、なんの見返りもないのに、自分自身も身を削るようにして長い間菅家さんを支えたのだ。本当になかなか出来ないことだと思う。

また裁判のやり直しをし、正式に「無実でした」と言われたとしても、失われた信頼や尊厳やそしてなにより17年という時間は取り戻せない。空しすぎる。
ひとりの人を裁くのに、こんなに簡単に罪を決めていいのだろうか?


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Author:ikuko
栃木県宇都宮市出身。1993年2月よりフランス在住。現在パリ郊外に住んでいます。

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