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2009年4月26日(日) 日本の無許可老人ホームのこと

昨夜JSTVで観た、日本の無許可の老人ホームのドキュメンタリーが衝撃的だった。

金銭的に余裕のあるお年寄りは、介護付きのマンションや、至れり尽くせりの老人ホームの個室に高いお金を出して入れるが(その数も十分には足りていないようだが)、生活保護を受けているような都会に住むお年寄りは、いつしか家賃も払えなくなったりして行き詰まってしまい、人里離れた無許可の老人ホームに入るしかないのだという。
その老人ホームの実態をやっていたが、本当に(これが現代日本の話だろうか?)と疑うようなひどいものだった。7~8人の人が男女も一緒に15畳ぐらいの部屋に押し込められ、トイレの仕切りもないようなところで用を足さなければならなかったり、1日の食費は200円で悲しくなるような献立の食事を強いられたりしているのだ。(メニューは、朝は食パン1枚と牛乳、昼は具のないうどん、夜は3人で魚1匹とごはんと味噌汁だけ)
その老人ホームを運営している人が言っていた「そうなったのは自分たちに責任がある。人生のなれの果てだよ」という言葉が、冷たくおそろしく響いた。
運営者は、彼らの一人ひとりに行政より支払われる「介護保険」によって私腹を肥やしているというのが実態らしい。生活保護は10万円程度でも、介護をしたという証明があれば、毎月、ひとりにつき国から最高35万円ほども別に支払われるというのだ。その証明書は、運営者が改ざんしても誰も気が付かない。(しかも、それらの介護は全くされないままに!)お年寄りたちは、その待遇に文句も付けられない状態で、狭い部屋の中でいいように利用されているのだ。こんな、人権を無視した悪徳ビジネスが横行しているのだ。(その影にはもちろん、老人の数に対する施設の数の少なさ、そして低所得者の老人を救うためのケアのないことなど、行政の根本的な問題があるのだが。)
無許可の老人ホームの運営者は、法の隙間を巧みにかいくぐり、「老人ホーム」としての申請ではなく、単なる「貸部屋」をしているだけで、食事とか介護は別業者に委託しているので関係ないという裏技を使って設備の不備の言い訳にしている。それに対して、行政は何の異議も述べられないのだという。

これからお年寄りがますます増えていくというのに、(歳を取ってもお金だけが頼り)という社会構造は、なんか寒々としたものを感じる。「ここは地獄です。早く死にたい」少なくともそんなことを老人に言わせてはいけない。観ていて涙が止まらなかった。
フランスは少なくともお年寄りにもっと優しいよな~。そう思うと、税金が高くても仕方ないかな~という気もする。いつかは自分もたどる道なんだものね~☆


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Author:ikuko
栃木県宇都宮市出身。1993年2月よりフランス在住。現在パリ郊外に住んでいます。

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